不安への対処2

 前からのつづきです。

 不安が不安をよんで 悪い方へ悪い方へ考えて
 ばかりいると、副産物として まわりがみえなくなり
 感謝の気持ちがなくなってくるということがあります。

  感謝の気持「ありがとう」がなくなると自分の置かれている
 環境を恨んだり、不運ばかり気になったり、疑心暗鬼になり、
 周囲がみんな敵に思えてきて心配事が増えてしまいます。

  ですので それを防ぐためにも ありがとう が減ってるな
 言ってないなと気づいたら 意識的に言うように意識をすると
 よいかと思います。

  それが 段々慣れてきたら 少し嫌なことを言われたり
 忍耐を要することがあっても 自分にとって何らかのメリットが
 あるはずだと 「ありがとう」と胸の内でつぶやけるようになれば
 心の平穏や成長に役立ちます。
  まあ何でもかんでもありがとう というのも極端かもしれないので
 そちらは 余裕があるときに意識してみるぐらいからいかがでしょうか。
  自分を楽しく鍛えられると思います。
  
  あと 一番カンタンですぐに心を落ち着かせるのは 深呼吸することです。
 緊張しストレスを感じすぎると息が止まってしまうことや息が乱れることが
 多く、気づいて 呼吸を整えるだけでもだいぶ変わってくるでしょう。

  ゆっくりとした呼吸は副交感神経を優位にして心身をリラックスさせますし
 そもそも呼吸は 全身60兆個の細胞に必要な酸素を供給し
 二酸化炭素を出す 代謝に関わってきます。
  気分を変えるのには一番です。
  呼吸を整えているとともに姿勢にも気をつけると効果てきめんです。


  また 心を安定させるということに関しては瞑想や坐禅
  すごく役に立ちます。
  ただ 今まさに不安があってどうしようと悩んでいる時には
  向かないかとも思います。

  その時は 神仏やご先祖様に こうこうこういうことで
  悩んでいるのですが どうしたらいいでしょうか。と
  問いかけるとともに
  お経や真言をとなえるということも一法かと思います。

  無心になってお経をあげることができれば最高ですが
  そうでなくても 落ち着くことができますし、
  ふっと 良い智恵をいただけることもあります。


  真言マントラなどをとなえるということの良さは
 心のなかでとなえる分には いつでも出来るということです。
 満員電車に乗っているときでも 寝る前でも
 ふっと思いついたときに行なっていただけると
 不安な心が少し落ち着くことを感じていただけるかと思います。

  つらつらと 思いつくことを書きましたが
 運動やエクセサイズなど他にもいろいろあるかと思います。
  ご自分に合う 不安の解消法を見つけていただき
  人生の向上につながれば 幸いです。