さて 天台宗のお寺には 法類という お寺の親戚のような
 お寺がございます。重要書類などの認可を頂くこともあれば
 いろいろな事を教えて頂けたり 助け合ったりする関係です。
  
  慈光寺では 私の師匠の兄弟弟子の先生方を
 中心とした法類となっております。

 先週の金曜日 法類のうちのおひとかたの先生が
 いらっしゃる お寺にご挨拶に伺わせて頂きました。
  
  大黒堂で 歴史のある大黒天さまがお奉りされて
 いるとお話をお聞きしまして
 大黒天さまのお経を頂いて参りました。
  
  大黒天さまのお経は 毎日あげさせて頂いておりまして
 お経自体は 前からあるものと同じだったのですが
 訓読と和讃と合わさって 経本になっているもので
 勉強させて頂きました。

  2時間近く お話させて頂いて様々なことを
 お聞きしたのですが あと興味深いことがひとつ
 
  元三大師さまのおみくじは慈光寺にも
 置かせていただいておりますが
 日本最初のおみくじで 一般的に普及しているものより
 少し複雑で厳格です。

  横川の大師堂では おみくじをお願いすると
 僧侶の方が 観音経や真言をあげたのち ひいて頂いて
 解説をしてくださいます。
  そこでおみくじをひく輪番になる為には 観音経三千巻を
 あげなくてはいけないという話を伺いました。
  
  三千巻と聞くと すごい量だなあと思いましたが
 小学校高学年の時には一日一巻を、、と
 あとで行院 行ってから 一日何巻と
 考えたら・・・。
  一日一日 積み重ねていくことは
  大事だなと 改めて思い直しました。



  今まで 一人で 法衣(道服)草履で
 お寺に挨拶にまわるということは
 なかったのですが 貴重な経験を
 させて頂きました。
  
              慈元