合掌

 右手と左手のしわとしわをあわせて
 幸せ というコマーシャルが
 ありましたが
  
  合掌は実は 十二合掌といって 種類がいくつもあります。
  一般的に
  手を合わせ、指を真っ直ぐにし 手のひらの間に空間をつくらない
  合掌を  堅実心合掌 (けんじつしんがっしょう)
  と言います。 少し指先は離れるでしょうか。

  インドでは古来 身体を半分にして 右側が清浄、左側が不浄
  右側が仏 左側が 私という考え方をしていました。
  
   私が仏様におすがりしたい、 仏さまが慈悲を表し
   助けていただける この両者の心が一体になり 左右の手を
   合わせると 合掌の形になります。

   このように手をあわせて仏様を拝むというのも
   仏様と一体になりたい、 仏様 お助けください という
   心の表れともいえます。

   数珠というのは もともとは 念仏や真言の数を数えるために
   あるもので 持たなくてはいけないというものではありません。

    ですが 数珠は様々な仏様とつながっているともいえます。
    両手で 合掌の時 持って 礼拝したり こすりあわせると
   両手から自分の身体の中を 仏様のエネルギーが通って行く。

    私の全身が 仏様に守られているというお気持ちで
    持って合掌していただいたらと思います。

 
     合掌をすると どんなに 怒っていても 悲しんでいても
    だんだん 落ち着いてこないでしょうか。
    視野が広がってこないでしょうか。

     すぐ実感していただけるのではとおもいます
                            つづく