法話の補足 など

慈光寺だよりや 法話などで お話させていただいたような話の補足です。

 不安への対処 というほどのものでもないですが、ごにょごにょと考えてみた
 よしなしことです。

  失敗したらどうしよう、こうなったらどうしようと
 不安に考えているような 最悪の事態というのは 確率として
 そこまで起こるわけではありません。逆に思ったより上手くいったり
 することもあるのですが、そういうことはあんまり記憶に残らなかったりします。


  なので なんとかなるし そんなに悪くないと思うのがひとつ
 それでも 起こる確率はあるよね と思うのなら
 もし 失敗して相手から怒られたりしたら どう対応するかを
 考え 覚悟を決める。 で まずはそんな事態にならないような
 努力をするということでしょうか。


  あとは 不安な 何かをするときにならないと
 どうしようもない事なので いらんこと考えない位 
  忙しく 動いてみる、、 
  それでも 心配なことが 頭を
 何かをしているときは 目の前のことをしっかり
 と自分に言い聞かせてみる。

  何か問題があっての不安は
 それぞれ問題の大きさがあるので 長期だったり
 大きすぎるものに
 対しては また違う こともありましょうが。
 これもまたひとつの案として。
  

  最終的には 何があっても
 どーんと 構えられるように なるのが
 理想ですが、 経験を積むしかしょうがないことの
 方が世の中多いですから、意識して
 動いて なんとかなるなる と言い聞かせてみるのも
 一法かと。

 
  漠然とした 未来の不安の原因の一つは 
   
   夢も希望もいいけれど ありすぎると 
  こうでなければならないと
  ハードルを上げて  不安が広がっていく
  のではないかということです。

  これぐらいで 幸せや安心というのを
  つかむのも 対処のひとつではないでしょうか。
   
   どのような状態であれば 安心でしょうか?
  


 
  あと法話で 最初にお話した
 渡辺 前天台座主猊下の本は
 101歳──人生あるがまま 渡邊 惠進 著 です。

  編集者の方が お話をインタビューで
 聞かれて それをもとに本になっている
 自伝なので、しゃべっていらっしゃるのを読む感じです。
  字も大きめですし 読みやすい本かと思います。
 
  修行をされていたお寺が 高橋是清菩提寺
 だったので 実際に 2・26事件の時
 遺体を引き取られにいった等々
 いろいろなエピソードがあります。 
  
  今年の誕生日が来るとで満102歳に
 なられるのですが 声もはっきりされていて お元気で
 まだまだ 長生きされてほしい お方です。