全国的に 特に 関西や北陸 新潟 長野など では昨日と今日 地蔵盆が行われています。
 
  関東などは お稲荷様の信仰が強く
 お地蔵様をおまつりする習慣が江戸時代に入ってからだそうで
 地蔵盆が根付くまでは至らなかったもようです。

 地蔵盆は街の角や 路でおまつりしている お地蔵様のまわりで
 子供たちの健やかな成長を願うお祭りです。数珠回しをしたり 
 子供たちを集めてお菓子を配ったり 福引きなどが行われたりします。

 子供さんが 町内に少なくなったりすると 行われなくなってそのまま
 途絶えてしまったり することが近年 増えてきましたが
 まだまだ 関西では 多く行われているのではないでしょうか。

  
  親より早く亡くなってしまった子供が 賽の河原で 鬼に石を積み上げさせられて
 いる ところを 救ってくださるというお話が お地蔵様の子供を救うというお話として
 有名かと思います。


  賽の河原で石を積み上げては鬼に崩されるというのは
 親より早く亡くなるのは親不孝 という儒教の考え方が
 入った後からの説話であると思いますが
  お地蔵様が 子供さんを見守っていただいていることは間違いないでしょう。 

  お地蔵さまに 水を掛けると 餓鬼界に通じており
  餓鬼の方にお水を届けてくださいます。


  大地の守護をされるということで 母なる大地を象徴されており
 弥勒菩薩さまが新たに来られるまで 子供だけでなく 多くの生命を
 見守ってくださるのがお地蔵様です。

  道のりは遠いですが  
  お地蔵様のような慈悲の心を持つことができますように
  少しでも近づけますようにと いつもお参りさせていだいております。

                           慈元