白隠禅師 独按摩後伝

 遅ればせながら 10月2日のおつとめ日にて
 いつもと同じようにみなさんと一緒に読経を
 した後  紹介させていただいた

  白隠禅師 独按摩の 後編をば

 白隠禅師が考案した健康体操 独按摩(ひとりあんま) 後伝

? 胸をさする 左右
? 腹を左右よりさする
? 手を上げて左右の耳をつまみ、捨つ如くす
  耳をつまんでぽいっと引っ張りながら同時に擦って指を離す動作
  つまんで引っ張った手を離すことで 緊張と弛緩のバランスがとれる。
  
? 左右の耳たぶをつまみ、手を左右へ大いに開く
  左右の手で耳たぶを摘んだまま、両ひじを後ろに持っていく感じで開く
  耳への刺激とともに、胸が開き 肩甲骨を引き寄せるようにするので
  肩こりの解消になる
? 足を持って尻を打つ。手を組み合わせ胸を打つ
  立った姿勢や座った姿勢から 足を後ろに蹴りあげて臀部を 
  トントンとする。
? 足を以って頭を打つ
  肩足首を両手で持って頭に近づけ 軽くトントンとする ヨガみたいな
  ポーズですが 難しそうです。息を吐いて頭の力を抜いてすると
  良いかと思います。
? 足首を振る 座って両足を伸ばし、足首を震わす。
? かかと、つめ先を以って振る
  両足を伸ばし 足首をアキレス腱がぐっと伸びるように曲げ、
  また戻すを繰り返す
? 左右の拳にて足の裏を打つ
  片方の足を 膝の上に置いてトントンとするとやりやすいと思います。
? 手の中指を合わせ、土踏まずにて踏み、目をつむり、歯を叩く十二返
  唾飲む三度、
  これはよくわからないんですが 指先を揃えて 土踏まずで踏んで
  立って それから目をつむって 指先で歯をトントンとしてそのとき
  でた 唾液を飲む とそのまま捉えるとそんな感じです。
? 足の甲を揉む
? 足の指を引く
? 足の指の股を揉む
? 足の甲を裏へ縮める
  足の裏で何かをつかむような動作をする。
? 三里の筋を揉む
  足の三里 の筋肉をよく揉む
? ももの内外を揉む
? 三里を左右の拳にて打つ。
? 左右の手を背に組み合わせ 腰骨を打つ。
? 向臥して足を開く一尺、息三度
  うつぶせに寝て足を役三十センチ開き 呼吸を三回する。

 後伝は 正直言って ?が難しくて
 ?がこれはどうするんだろう??といった内容ですが
 だいたい 耳やら 身体やらをさすったり 軽く叩くということは
 いいのは間違いないと思います。
 
  あとはおまけで
 頭を積極的に 摩擦する方法

頭には百会を始めとして 多くのツボがあり 積極的に刺激することで
精神的ストレスや血圧の変動などに効果があるかと思います。
  
まず 両手をすりあわせ、手のひらにエネルギーを集中させる。

その後 十本の指を開いて 額の毛の生え際から髪をかきあげ、
後頭部から首筋の生え際まで 丁寧に擦り下ろす。 

百会の他 地肌全体を擦る、手は 耳の下側をなでて外側に
抜けるようにする。

これを 何回もやれば 頭もすっきりし 
血圧も安定するのではないでしょうか。


   そののち クリスタルボウルを使った
  阿息観というのを 行いました。
   「あ」という 大日如来さまをあらわす言葉を
  あ〜〜 と声に出す 瞑想法があります。

   クリスタルボウルを叩きながら声を出していただくと
  普段そんなに 声を長く出せない方も 
  楽に 声が出せました と 好評でした。
   
   クリスタルボウルを使って お寺で瞑想するというのは
  これからも いろいろと行なっていこうと思っています。