心配はしなくてはならぬ

 慈光寺だよりに書かせていただいたことですが
 白隠禅師の再来と言われた高僧 
山本玄峰老師は よく
 「心配は しなくてはならぬ。してはならぬのは 心痛だ。」と言われていたそうです。

 心配とは 心をあれこれと配ること
 病気の方や相手の立場にたって 気を配る。考える
 すると 自然に思いやりの心が働く。

 心痛は 自分だけのこと 自分の目線だけで 上手くしのげたらいいのになあ 
 失敗したらいやだなあとか ばかり 考えるということでしょうか。

  自分のことを大事にするのはいいのですが
 自分のことばかり考えると 心痛ばかりが膨らむ
  でも その人が出来る範囲で 周りの人のことに心を配ると
 心痛が 軽くなり 相手にも喜ばれ
 結果 心痛の原因もまわりまわって好転する方向へ
 いくのではないでしょうか。

   不安がどうしても先にたってしまう方は
  実際 やってみると
  幸いにして?というか
  考えている最悪の状態には ほとんどの場合
  ならずに なんとかなります。
   
   不安がある上での 試行錯誤 それまでに出来ること 用意することを
  した上に 積み上げていく自信は 結構いいものかと思います。