さて瞑想のすすめの続きです。
 背筋を伸ばして座るのですが
 もし座布団の上に座るのであれば
 後ろを高くするにしろそのまま座るにしろ
 設置面積を広くして 痛かったりせず
 安定する状態にしましょう。

  そしてまず上体をゆっくり前に倒し
 両手もできるだけ前に伸ばします。
 それから起き上がってくるわけですが
 腰の方から 脊椎を一個一個つみあげていく
 ような気持ちで ゆっくりとゆっくりと
 もどっていきます。


  この起き上がる作業を15秒なり20秒なりかけて
 ゆっくりと行います。
 まっすぐになっていた方が 瞑想が楽に行えます。


  座った後 手をどうするかというと 決まりがあるわけではありませんが
 手が落ち着き 眠らないような工夫が必要です。
  

   そこで 手の位置を2パターンご紹介。


  左手の上に右手を重ね、両手の親指の先を合わせて他の指は伸ばす
  法界定印(ほっかいじょういん) よく仏様が座られて 組まれている印です。
  親指の先をつくかつかないかぐらいで保っておくと 寝かけた時に
  指がついたり離れたりして気付くことができます。
   また 仏様と一体にならせて頂いているという気持ちで臨むのには
  いい手の組み方ではないでしょうか。


   もうひとつは 両手をそれぞれの膝の上において
  親指と人さし指でわっかを作る方法です。手は
  上向きでも下向きでもかまわないのですが 薄い紙をつまめるかつまめないか
  ぐらいで 軽く指先をあわせる感じでしょうか。

   どちらでも やりやすい方法を選んで頂ければと思います、


   手が落ち着いたところで 深呼吸したのち
  上体を 前後左右に少しゆらゆらとゆらして 
  背筋がまっすぐになっているだろうか 安定しているだろうかと 確認します。

   以上が 瞑想にいたるまでの準備段階です。
                          つづく