さて 座って深呼吸してから
 いろいろな瞑想の方法があるのですが
 その中でも よく紹介されているものに
 数息観(すそくかん)があります。

  1から10までもしくは100まででも
 数えながら息をしていく方法です。
 ひと〜 で吸って つ〜で 吐く
 ふた〜 で吸って つ〜で 吐く

 ひ〜  い〜
 ふ〜  う〜
 み〜  い〜

 でもいいかと思います。


  さて、始めるだけなら簡単なのですが
 条件があります。


 一から順番に数えること
 雑念をしないこと
  の二つどちらかに当てはまったら
 一にもどって数え直すことです。


  人間というのは放っておくと
 すぐ 雑念のわくものなので 十まで
 数えるだけでも 最初は相当難しいかと思います。
  
  ですので 肩に力をいれず 3分だけでも
 集中してがんばってみようかなと はじめて見てください。

  だんだん 出来るようになると 楽しみに
 なってくると思います。
  
  おお 今日は 上手くいってる!って
 思った時点で 雑念ですが^−^



  座禅や止観の本など いくつか読まさせて
 頂きましたが、 呼吸の仕方が 
 吐いてから吸うと書かれているものの方が
 多いかもしれません。

  確かに 呼吸という時は 吐いて吸う
 という 意味の漢字ですが 
 酸素を体内に取り入れて 全身の細胞で
 エネルギーを生み出すのに使わせてもらい
 二酸化炭素を吐くということで、
  吸って吐くのが 流れではないかなと思います。


  お経でお釈迦様がゆっくり吐いてから
 吸いなさいと書かれていますと いう話もあるのですが
 注釈をつけた方が そう書かれているものの
 原文にはっきりとそう書いているわけではないので
 ???なところです。

  

   さて その数息観を 最初は短い時間から
 はじめて 可能であれば 長くしてみるという
 ところから挑戦 されてみてはいかがでしょうか。

  長くとは言っても
 10〜15分ぐらいで一回の区切りを
 つけて 集中して 行うのがいいと思います。
  

  お堂で座禅を組んだりすると うとうとと
 寝ても 叩いてくれる方もいらっしゃいますし
 姿勢が おかしかったら注意もして もらえますが
 個人で 家で行うときには 45分とか
 長い時間は かえって身体に負担をかけてしまう
 と思います。


  長くしないといけないと思うと
 気軽に毎日 淡々と続けるということが
 難しくもなりますし。



  さて 一回5分でも10分でも 最初のうちは
 時計をみて 何分座れたかな?と確認しておくのも
 自分の心身の変化がわかってよいでしょう。


  あと 瞑想 終了後は 急に動かずに
 手足をほぐしてから ゆっくり動きましょう。


 そして
  瞑想をする前と後での身体の変化を
 感じてみてください。


   瞑想をおこなう前 後などに身体の
 ストレッチ等をおこなうのも いいと
 思います。

                  合掌