観心寺と延命寺

 慈光会で どこにみなさんと行こうかという
 下調べも兼ねて 3日土曜日に
大阪 河内長野へ出かけてきました。
 
観心寺延命寺というお寺に
お参りに行く事が主目的です。

 どちらのお寺も真言宗のお寺で
   観心寺は701年  延命寺は810年頃創建
 された古いお寺です。

 秋の過ごしやすい晴れた日でしたが
 混雑もせず じっくり お参りさせていただくことができました。
 どちらのお寺も 如意輪観世音菩薩さまがご本尊ですが
  観心寺は 南朝がおかれたこともあり、往時は
  すごく沢山のお堂があったそうで
 仏様はたくさんの方がいらっしゃいました。

  河内長野駅から金剛山ロープウェイ行きのバスで 
観心寺に10分ぐらいで到着。 
観心寺から 延命寺は25分くらい歩くと到着。 
 そこから 3キロ弱ぐらい歩くと 千早口駅
  たどりついて 帰途につきました。

    もみじの木がたくさんありましたので 
    もう少しして 紅葉のシーズンになると
   混雑するかもしれませんが
    静かな中 お寺を参拝しつつ 
     自然の中をめぐるこのコースは
    おすすめです。

     また 来年にでも 慈光会で行けたらと
   思っております、

    さて12月の慈光会
   いや慈光会 別に= 寺社めぐりをする会ではなかったのですが
    いつの間にやら^ー^

    それはともかく12月1日は
    長谷寺への参拝をさせていただくことに決まりました。

    ご参加の方は  お寺や 私の方へ ご一報くださいませ。
     それでは

11月のおつとめ

11月6日 第一火曜日のおつとめを
 させていただきました。

 そこで お参りの後 少しお話した資料などを
 コピペで

  仏道をならふといふは、自己をならふ也。
自己をならふといふは、自己をわするるなり。
自己をわするるといふは、万法に証せらるるなり。
                     正法眼蔵より

「自己を忘れるということは、考えないようになるということです。
考えないようになるには、常に現在この瞬間にいるということです。過去のことや、未来のことに想いを馳せると、この瞬間におれなくなる。つまり考えておる訳です。
ちょっとでも過去や未来に想いを馳せて考えていたら、無条件に、現在この瞬間に帰ることです。そして、現在この瞬間にできるだけ多くいるように心がけることが、悟りへの道であるといわれています。

  
 また 主体性を獲得する必要を言われている言葉でもあります。
我々は 世間の人がいいというものを よし とし、世間の人が悪いというものを
わるい としている。 流行を追いかけるのも人の悪口を言うのもそうである、
世間のものさしから 自由に なることが 人間のものさしを捨てて宇宙の仏様におまかせするという  自己が 無我へつながっていくという一歩ですよと
いう言葉ではないでしょうか。

  

  と もろもろの本などで 様々な説がある
 有名な言葉であります。

 仏道は 自分はなんだろう 何がしたいんだろうとか
 考えたり
 なんて 自分はダメなんだ でも 何か出来るかもとか
  トライアンドエラー を 楽しむものかもしれません。

   何とかなるなる なんとかなるなる。

諸行無常

 諸行無常というと
 日本では 平家物語の 「諸行無常の響きあり」が
 有名で 栄枯盛衰 どちらかというと 悲しいイメージが
 つきまといます。

 ですが 諸行無常というのは
 すべてのものはうつろいゆくものであるという事であり
 素晴らしいものも 悪いものも その状態がずっと続くことは
 ない プラスやマイナスのイメージはない言葉です。

  言葉の意味としては わかりますが、、真に意味を理解するのは
 難しいですね。 自分という固定的な実態が変化を嫌う
 見たくない という思いが あります。

  生きとし生けるものは 生まれたら死ぬ時が来るというのも
 知識として 当たり前なのですが、ついつい忘れがちです。

  親戚で集まりが あったとしても あと何回 こうして
 集まれるかわからない。
  家族だって 永遠に一緒にいれるわけではない。

  しんみりと 悲観的になれというわけではなく
  事実を認識すると 一日 一時を大事にするという
  明るい楽しいエネルギーが 湧き出てくるのではないかなあと。

   有限であるからこそ 楽しめることもあり、
  だからこそ 心の持ちようと
  智慧と慈悲を鍛えがいもあろうというものです。


  ダライ・ラマが今年日本に来られていましたが
  こういう言葉を言われていました。
  「できるかぎり人を助けなさい、もしも助けることが出来ないなら、
  少なくとも他人を傷つけるのをやめなさい。」
   慈悲の行いの一歩として じっくりと考えて身に染み込ませたい言葉です。
   
  
   

白隠禅師 独按摩後伝

 遅ればせながら 10月2日のおつとめ日にて
 いつもと同じようにみなさんと一緒に読経を
 した後  紹介させていただいた

  白隠禅師 独按摩の 後編をば

 白隠禅師が考案した健康体操 独按摩(ひとりあんま) 後伝

? 胸をさする 左右
? 腹を左右よりさする
? 手を上げて左右の耳をつまみ、捨つ如くす
  耳をつまんでぽいっと引っ張りながら同時に擦って指を離す動作
  つまんで引っ張った手を離すことで 緊張と弛緩のバランスがとれる。
  
? 左右の耳たぶをつまみ、手を左右へ大いに開く
  左右の手で耳たぶを摘んだまま、両ひじを後ろに持っていく感じで開く
  耳への刺激とともに、胸が開き 肩甲骨を引き寄せるようにするので
  肩こりの解消になる
? 足を持って尻を打つ。手を組み合わせ胸を打つ
  立った姿勢や座った姿勢から 足を後ろに蹴りあげて臀部を 
  トントンとする。
? 足を以って頭を打つ
  肩足首を両手で持って頭に近づけ 軽くトントンとする ヨガみたいな
  ポーズですが 難しそうです。息を吐いて頭の力を抜いてすると
  良いかと思います。
? 足首を振る 座って両足を伸ばし、足首を震わす。
? かかと、つめ先を以って振る
  両足を伸ばし 足首をアキレス腱がぐっと伸びるように曲げ、
  また戻すを繰り返す
? 左右の拳にて足の裏を打つ
  片方の足を 膝の上に置いてトントンとするとやりやすいと思います。
? 手の中指を合わせ、土踏まずにて踏み、目をつむり、歯を叩く十二返
  唾飲む三度、
  これはよくわからないんですが 指先を揃えて 土踏まずで踏んで
  立って それから目をつむって 指先で歯をトントンとしてそのとき
  でた 唾液を飲む とそのまま捉えるとそんな感じです。
? 足の甲を揉む
? 足の指を引く
? 足の指の股を揉む
? 足の甲を裏へ縮める
  足の裏で何かをつかむような動作をする。
? 三里の筋を揉む
  足の三里 の筋肉をよく揉む
? ももの内外を揉む
? 三里を左右の拳にて打つ。
? 左右の手を背に組み合わせ 腰骨を打つ。
? 向臥して足を開く一尺、息三度
  うつぶせに寝て足を役三十センチ開き 呼吸を三回する。

 後伝は 正直言って ?が難しくて
 ?がこれはどうするんだろう??といった内容ですが
 だいたい 耳やら 身体やらをさすったり 軽く叩くということは
 いいのは間違いないと思います。
 
  あとはおまけで
 頭を積極的に 摩擦する方法

頭には百会を始めとして 多くのツボがあり 積極的に刺激することで
精神的ストレスや血圧の変動などに効果があるかと思います。
  
まず 両手をすりあわせ、手のひらにエネルギーを集中させる。

その後 十本の指を開いて 額の毛の生え際から髪をかきあげ、
後頭部から首筋の生え際まで 丁寧に擦り下ろす。 

百会の他 地肌全体を擦る、手は 耳の下側をなでて外側に
抜けるようにする。

これを 何回もやれば 頭もすっきりし 
血圧も安定するのではないでしょうか。


   そののち クリスタルボウルを使った
  阿息観というのを 行いました。
   「あ」という 大日如来さまをあらわす言葉を
  あ〜〜 と声に出す 瞑想法があります。

   クリスタルボウルを叩きながら声を出していただくと
  普段そんなに 声を長く出せない方も 
  楽に 声が出せました と 好評でした。
   
   クリスタルボウルを使って お寺で瞑想するというのは
  これからも いろいろと行なっていこうと思っています。
    
  

慈光会 10月の参拝

 夏過ぎて 秋が来ましたということで
 慈光会で 10月6日土曜日に 浄瑠璃寺岩船寺
 参拝に行く事になりました。

  午前10時にJR奈良駅のバス7番乗り場に集合なのですが
 もし参加されたい方は お寺か私の方まで ご連絡くださいませ。

  秋の頃に 浄瑠璃寺から岩船寺まで 歩くと 石仏や
  磨崖仏などにお参りしつつ 自然も味わえるという計画もあったのですが
  2キロぐらいは 歩くということなので 断念しまして
  お寺の 間は 公共のバスで移動しますので 歩くのはちょっとというかたも
  ぜひ ご参加いただければと思います。

  この土曜日に備えて 図書館で 古寺巡礼 浄瑠璃寺という本を借りてきて
 読んでいたのですが 新たなことをいろいろ知りました。
  
  11世紀に建てられたお寺で 真言律宗になったお寺なのですが
 平安時代の中の藤原時代と呼ばれるこの頃の阿弥陀如来をおまつりする方式というのは
 比叡山常行堂がモデルになってるんですね。
  比叡山横川にいらっしゃった 恵心僧都の浄土思想から 来ているそうです。

  ですので 東に現在の苦を取り除いていただける薬師如来さまを
  西に 極楽浄土をのぞむように 阿弥陀如来さまを おまつりしてるんですね、
  お彼岸の時は ちょうど 東の塔から 日が昇って 西のお堂に日が沈むそうで
  四天王寺とかも同じように 作られています。

  と もろもろの解説は また 現地で    

慈光寺だより 補足 

  今月の慈光寺だよりに 慈悲の実践のとっかかりとして
「自分が他の人のためにしたほうがいいなあと 感じたことは面倒臭がらずに行う」
 ということを書かせていただきましたが 法話で補足したことなどを。
 
  自分が あっこれは 手伝ったほうがいいかもと思ったことに素直に従うという
 ことなのですが 自分にとっても活動的で前向きになっていいのと 人の役に立って
 お互いに 助け合う 良い関係になるというのが わかりやすい理由としてひとつ。

  もうひとつ 自分が他の人のためにしようとおもったことを めんどくさいとか思って
 やめようと 少し起こった良心に裏切った行動をした場合発動する 考えがあります。

  仏教でよく 煩悩は貪瞋癡からなっているといいますが
  そのうちの 癡(ち)=物事の道理に暗く実態のないものを真実のように思い込むこと
  です。
  
  つまり 勝手に妄想してしまうということです。
   
   たとえば 洗い物が溜まっていたとして 忙しそうだから 手伝ったほうが良いかなと思ったのを
  自分の担当じゃないし しんどいから やめようというような状況があったとします。
   その時 あっさりやめて また 何かしら仕事でもすぐあれば どうということはないように思うのですが 
  繰り返すと  だんだん 自分の視点が 変わって きます。
   自分は こんなに 他の人より 働いてるんだから 手伝わなくていいんじゃないかという心とともに、
  自分が忙しかった時 相手は ぺちゃくちゃ雑談して 手伝ってくれなかったじゃないか、、
  そういえば  他のところでも さぼってたな あの人 と 自分を正当化するとともに
  相手の悪い ところばかり 見つけて  実際の人となりを 見なくなっていくのです。

   そして 現実を見る目がゆがんだまま 習慣や性格として 蓄積してしまうという悪循環がはじまります。

   何年か前 このようなことがもとで 歯科の診療所でスタッフ同士の仲が悪くなったことが あったので
  今 考えると こんな理由だったのかなあと。。

   自分が あっ 相手と自分を思い込みで見てると 気づくようになるともに
  出来る範囲で
  自分が他の人のためにしたほうがいいなあと 感じたことは面倒臭がらずに行う
   ということを 少し習慣づけてみるのはいかがでしょうか。

  

白隠禅師の独按摩

白隠禅師が考案した健康体操 独按摩(ひとりあんま) 初伝を
4日(火)のおつとめ日にお参りしたあとにみなさんと一緒に試してみたので。

  今となっては 当たり前によく言われていることかもしれませんが
 改めて行うと 結構 顔とか きれいになりそうです^ー^
 また 機会がありましたら 続きもありますので。

? 手のひらをこするーーいわゆる 手当ての前に行うと効果が上がる
            東洋医学的には三十六回こする。
? 指を組むーーキリスト教の合掌のように両方の指を組み合わせ、
手のひらを くっつける。指を汲んだり離したり、何度も繰り返す。
? 揉み手ーー一方の手で他方の手 指をまんべんなく揉みほぐしていく。
       手の甲も忘れずに
? 親指にて揉むーー特に、一方の親指で他方の手を揉む

? 手、指の筋を揉むーー手や指の筋肉を揉みほぐす。指と指の股をつまんでもみほぐすのも大切。また手の中央を押すと気持ちが良い。

?指を引くーー指先を握って 引っ張る方法

?うでを逆に擦り上げるーー手で一方の手首から肘、さらにその上へと、少しずつ範囲を区切って擦り上げていく、腕の外側だけでなく、内側もすること。自律神経をコントロールするツボもあるので丹念に擦るとよい。

?頬を逆に擦り上げるーー手を広げ、指の腹を使って、あごのほうから少しずつ擦り上げていく。顔の筋肉を意識的に動かすことで新陳代謝を活発にする。現代の美容マッサージの元祖かも。

?鼻の左右を擦るーー鼻の付け根部分を両手の人差し指で揉むと嗅覚神経が強化される、そのまま鼻の両側を下から上へ押すように擦る。

?額の横を擦るーー親指と小指を覗いた三本の指を主にして、両手で額の外側から中心へ擦る。逆に、額の中心から両外に向かって引くように擦る。

?眉下を逆に擦るーーそのまま三本指を眉の下につけ、下から上へと押し上げるようにする。ちょうどこれは 目の裏側にある前頭葉への刺激(思考力)を可能にする。さらに、両まぶたの上下のくぼみを押したり、撫でることを加えると、一種の眼球マッサージになって視神経を強化する。

?耳を左右の手にて擦り下げる。
?耳を上中下へ引く。
?耳へ人差し指を入れ、一度抜いて打つ。

?こめかみを両手にて擦る。
 目尻と耳の間のやや上あたりを擦るのは記憶力を受け持つ脳の側頭葉への刺激になる。また長生きのホルモンと言われるパロチンの分泌を促す。

?脳を揉む、頭の中渦巻きよりひよめきを襟にかけ揉む也
  全身のツボが集中している頭へのマッサージである。頭頂部から首にかけて揉むことは、間脳に刺激を与え、自律神経を整え 血圧を安定させる。
ひよめきは赤ちゃんの頭蓋骨が完全に縫合する前に動いて見える頭の部分

?頭を左右へ振る
?身左右三度(みさゆうさんど)ーー体全体を左右に揺り動かす

?九拝ーー頭を下げながら手を上に向け、息を吐きながら礼拝のポーズを九回する。手は心臓より上にm頭は心臓より低めになるという繰り返しによって活力が生まれる。

?左右の二の腕をつかみ、上下するーー上腕をつかむ腕組みをし、行きを吸いながら両肩と一緒に上げ、一気に息を吐いてストンと下ろす、肩こりの解消に役立つ
㉑同所にて方を回すーー方だけを動かし、前にも後ろにも回す。
㉒指を組み花の高さへ上げ、膝を打つ
㉓左右の拳を持ってへそ裏(背中)背、肩を打つ。